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2005.01.29

唐版 風の又三郎2004<新宿梁山泊>

kazemata2004/12/1、3◇旧時習小学校跡特設テント◇夢のような空間

 旧時習小学校の校庭にある新宿梁山泊の紫色のテントは、夢の空間だった。池袋から歩いて15分程度、交通量は多いが、人気(ひとけ)はそんなにない。そこに都会の廃校となった小学校がある。そこでの初めての新宿梁山泊のテント芝居を観る。小学校らしきものが見えてくるとでっかい新宿梁山泊ののぼりで出来た門がある、入るときに目に止まったフォークリフト。何に使うんだ?と頭に?マークをつけながらの入場。すぐに唐さんがいらっしゃるのが目に入った。ぼーっとしていると、唐組の丸山さんの姿も発見、場内整理。なんにも知らないもんですから出る事すら知りませんでした。衣装は着けているが化粧してません。すっぴんです。またまた頭に?マークをつけたままはじまるのを待っておりました。
 主題歌、一回ナジャで安保さんの生歌を聞いた事はある。それはそれでものすごく贅沢な事。ナジャで私ものすごく安保さんになれなれしく話してたかもと、この舞台の終演後はそれはそれは恐れ多いという事に気が付いたのでありました。激しく後悔、もっと話しておくんだったと、、、、(爆)
「誰だ」「風の又三郎さ!」すごーいすごーいすごーい。セットはじめっから前が開く。しかもさっきのフォークリフト!!なんて事に使っているんだか〜。ひどく感動してしまい頭の中は最初っからものすごいことに。「どっどど・・・・」と主題歌はじまったらなんだか涙ぐんできた。一回も観た事ないのになんでこんななつかしい気持ちになるんだろう。とてつもなく不思議だった。
 お話、自衛隊の練習機を乗り逃げして行方不明になった恋人待つエリカは、風の又三郎に憧れる織部に「風の又三郎さんですよね」と言われる。しかし彼は精神病院を抜け出した患者だった。シェイクスピアやギリシャ神話も入り交じる暗喩の世界。織部をほっておけないエリカ、エリカの心の孤独を悟る織部、すでに死んだであろう恋人の死の世界の花婿と花嫁そして二人分の棺桶。二人は飛ぶことに共通の思いがあったのか、ラストのとても超スペクタクルな飛行シーンはもう号泣。
 唐戯曲、「盲導犬」が大好きで、なんでこれに興味が無かったんだろう、、、今まで、とても回り道だった。
 役者さん、エリカ役の近藤結宥花さんってすごい。身のこなしがすごい。体の動き、いやあえてこう言わせてもらう、体の肉が魂をやどしているかのような、それぐらいものすごいパワーを持っている。少年、、、だったのがいきなり女になる。しかも一瞬で変わるというのとはまた違う、とても独特な間だ。なんかものすごい人を、観たという感じだった。大貫誉さんも、目と体の動き、どんどん切なくなる。ものすごく好き系の俳優である事判明ズドンとストライクでかなりツボに入った。終演後見たら、とっても普通の人だったのに。
 今回初の梁山泊にあまりにも感動してしまったのと、エリカの恋人役がダブルキャストで別の日から唐組の丸山さんだという事で急遽二回観る事が決定。やっぱり思った通りというか当たり前にとてもすばらしい!!良すぎる。丸山さんが吐き出したソーセージ降って来たけど(^-^;;;もう全然平気。でもって丸山さんとかが普通に入場整理とかしてるからこういうのがいいよね、テント芝居。
 実に良かったすばらしかったとにかくこの瞬間を見逃さずに本当によかった。欲を言えば、千秋楽も観たかった。次の日から出張&次の週ハワイでなければ本当に行っていたと思うぞ、まぢで。冷静になっている今、無理してでも行っておけばよかったなあって後悔しているけど、まあ、そういう切なさも含めて好きです。舞台って。


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